妊娠

今では医療技術が進化している為に忠中絶手術は安全に出来るようになっています。
しかし、医療が今程発達していなかった頃には母体の生命をも危険に晒してしまう行為の1つでした。
昔は小枝を子宮に突っ込んで胎児を殺したり、水風呂に妊婦を入れたり、お腹を蹴り上げたりして流産するようにしていました。
また、雪の中放り出したり、階段から突き落としたり、妊婦自身が激しい運動をした事もありました。

江戸時代にあった遊郭等では、何度も堕胎を繰り返さなければいけない事もあり、死亡してしまう人もおりました。
遊女は妊娠しなくなってからが一人前と言う言葉もあったように、堕胎を繰り返す事で不妊症になるのが一人前の証とされていました。

また、戦後すぐの日本ではレイプ被害によって妊娠する女性が多くいた為に、二日市保養所と言う所でのみ当時は違法だった堕胎行為を許可していた事もあります。
現在では指定医師の元での堕胎は合法となっている為に、特殊な保養所は不要となった為に閉鎖されています。

外国

病院

堕胎によって得たダメージは約1ヶ月半で完治します、月経で1週間、出産で2ヶ月程度子宮の回復にはかかると言われています。
堕胎後は生理だけでなく排卵が正常に行われているかを確認する為に、基礎体温を付ける事を進めている医師もおります。
もし排卵が起こらなかった場合には、早急に医師へ相談して対処しなければ不妊の原因となってしまう事もあり危険です。

海外には、早い段階で堕胎する事が可能な中絶薬と言う物が発売されています。
日本国内では危険の為に販売はされていません。しかし、個人輸入等によって入手している人はいます。
中絶薬を服用すると、妊娠や胎児の成長に必須となっている黄体ホルモンをストップさせる事が可能になり、黄体ホルモンが無い胎児は自然と流産してしまいます。
妊娠初期であれば病院へかかる事も無く簡単に堕胎が可能となる為に、外国では良く利用される事があります。

日本国内でこれを服用して何らかの問題が現れても、国内販売されていない薬の為に対処できない事があります。
更には、国内の業者が作っているわけでは無い為に成分を調べたりする事も出来ない事になり、どんな負担やダメージ、後遺症が残っても自己責任になります。
非常に危険である為に、日本では利用しないで産婦人科で安全に中絶するようにと通達されています。

負担

エコー検査

堕胎には初期で10万円~20万円、中期で15~50万円程度の費用がかかります。
中期になると入院している期間や堕胎にかかった時間によって料金が大幅に変動する事になります。

中期中絶は普通の妊娠出産と同じような形で対処される事になります。
子宮へ人工的に陣痛を起こす薬挿入し、分娩します。陣痛がすんなり起こり、体調にも問題がなければ2~3日で退院する事になります。
しかし、陣痛が上手く起こらない場合には入院が長引く事になります。
ここで利用される陣痛薬は劇薬となっており、1日に利用できる限度が決まっている為に連続で利用する事はできません。
また、中期中絶の場合は子宮口の戻りを確認してから退院する事になる為に、初期中絶のような日帰りと言う事は出来ない施術になっています。

中絶後は不正出血や倦怠感、頭痛等が起こる事があります。
約1ヶ月程度で次の月経が来る事になりますが、50日以上経っても月経が始まらない場合には病院へ行く必要があります。
堕胎による体調不良は急激なホルモンの変化によって引き起こされる物で、子宮の調子が戻り女性ホルモンの分泌が正常になると健康体になります。
中には憂鬱になったり、不安感が強くなる人もいますが、これは全てホルモンの影響による物です。安静にしていれば自然に元通りになります。

方法

検診中

中絶方法には掻爬法と吸引法と言う物があり、このどちらもが初期中絶の場合に利用されます。
掻爬法ではスプーンとハサミが一体となったような器具を利用して施術を行います。
子宮内にある妊娠組織である胎児を潰し、掻きだして堕胎を完了します。

吸引法では専用のキュレットを利用して胎児を潰して吸い込みます。
吸引は掻爬法よりも危険度が高くなっている為にほとんど利用される事はありません。
このどちらの施術も麻酔を利用して行う為に痛みはありませんが、堕胎をする前段階の子宮口を広げる施術を行う時に痛みを感じる人が多くいます。
中には、無痛中絶を売りにしている病院があり、そこでは子宮口を広げる処置をしないで堕胎を行う事で痛みを無しにしています。

期間

親子の手足

人工妊娠中絶には中期と初期があり、初期段階での対処の方が費用も体への負担もリスクも少なくて済みます。
中絶が出来る期間と言うのは妊娠5週目~21週目までとなっており、これを超えるとどんな事情があっても堕胎はできません。
5週目からとなっているのには理由があり、胎児が小さすぎると確認する事が難しく、初期中絶の手術が円滑にいかない為であり、妊婦側の体調も安定していない為と言われています。
21週目を超えると堕胎が不可能になる事に関しての理由は、日本の法律上で認められている堕胎の条件として、胎児が母体外に出ても生命を維持できない期間のみとなっています。
21週目を超えると胎児が母体の外でも生き延びる可能性がある為に、殺人扱いになる為に堕胎は不可能となっています。

最も安全に堕胎が可能なのは6週目~12週目までとなっています。
どうせ堕胎しなければいけないのなら、できるだけ負担が少ないうちに治療する事が理想です。

妊娠周期は最後の月経が始まった日を0日とし、そこから7日目までが妊娠0週目になります。
つまりは、8~14日が1週目と言う事になります。
ギリギリ堕胎が可能である21週目と言うのは、妊娠してから半年以上経過してからと言う事になります。
胎児が成長すればする程に母体への負担は大きくなり、更に費用も子宮内部への負担も大きくなります。